アロハ!スポーツナビゲーターのあべっちです。
第50回記念となるホノルルマラソンが無事開催されました。
28,000名を超えるエントリーがあり、うち日本人は約5,400名のエントリーがありました。
今年もあべっちは、スタートリフトのコーディネーターとして、リフトの上からランナーを応援&お見送りしました~
5時ちょうどのホーンとともに上がった花火は50回記念ということもあって、例年の倍以上の約12分間も打ちあがりました。
Aloha! スポナビハワイShotaです。
僕は今回初めてホノルルマラソンに参加しました。
そして、これが人生初のフルマラソンの挑戦でした。
レース前は、26.2マイル(42.195キロ)の想像できない距離のレースに緊張と不安、ただそれと同じくらい楽しみな気持ちもあり、今まで味わったことのない感覚でした。
レーススタート30分前の午前4時半ごろ、真っ暗の中、スタート地点のアラモアナビーチパークに続々と集まるランナーたち、これから何か大きなことが始まるであろうワクワク感で会場は独特な雰囲気でした。
そして、スタートの朝5時、豪華な花火と同時に走り始めるランナーたち、いよいよレースのスタートです。
アラモアナをスタートし、カカアコ、ダウンタウン、そしてチャイナタウンへと次々と暗闇の中を駆け抜けていきます。
ハワイの主要な道路を封鎖して、行うこのイベントの規模の大きさを本当に感じました。
そして、チャイナタウンを折り返すと、イオラニ宮殿やカメハメハ像、そしてハワイのクリスマスの象徴でもあるホノルルシティライツを通り抜けていきます。
まだまだレース序盤ではありますが、ハワイの主要な観光地を色々走りながら巡れるのもホノルルマラソンの醍醐味の一つです。
そこからは、誰もが知っているワイキキのメインロード、カラカウア通りを走り抜けていき、ダイヤモンドヘッドを横目に、カハラ、そして最難関の地ハワイカイへと向かっていきます。
緩やかな上り坂を前から吹き付ける冷たい向い風、本当に険しい道のりでした。
まだまだ気持ち的には余裕はありますが、徐々に感じる足の違和感とこの後に何が待っているかわからない不安と楽しみな気持ち。
そして、疲れた時にやって来るエイドステーションがある事への期待と感謝。本当に走りながらいろいろな感情が入り交じっていました。
カハラへと向かうあたりで徐々に日がさしてきて、今年は雲が多い印象でしたが、少しずつ赤く色づいていく空の色は本当に幻想的でした。
そして、カハラを通り過ぎると、永遠に終わらないのではないか、と思うほど、本当に長いハワイカイがスタート。
冷たい風と、だんだん上がらなくなってくる足、ただそんなときに街頭の声援は本当に力になりました。
そして、街頭ではローカルの人がクッキーやビスケット、オレンジなどを配っていて、本当にそれが助けになりました。
そのおかげでまだもう少し行けるのではないかと背中を押してくれました。
ハワイカイの真っ直ぐな直線を走っていると、前からはもう折り返してきたトップランナーが真横を走り抜けて行きます。
本当にその姿は、格好良くて、いつか自分もフルマラソンを3時間台走れるようになりたいと感じました。
トップの選手と同じルートを走れることもマラソンイベントの楽しみの1つだと思います。
そして、ハワイカイを折り返すと、あとはゴール地点のカピオラニ公園へと戻って行くだけです。
残りの7マイルは、あと少しだと思う気持ちで何とか動かない足を動かせていくような感じでした。
そして、カハラを過ぎた後は、本当にあっという間でした。
ダイヤモンドヘッドのルックアウトでは、太鼓の応援が背中を押してくれました。
最後の下り坂も今までの疲れがどっかに行ったかのような感覚で走ることが出来ました。
そして、カピオラニ公園の入口では、多くの観客が声援を送ってくれ、最後まで走り切ることが出来ました。
そして結果は5;07;24、5時間以内を目指していたので達成できず少し悔しい思いはありますが、走り切った後の達成感は他では味わえない最高の思い出になりました。
走っている最中は、こんなもの2度と走るものかと思っていましたが、完走後は、来年もまた挑戦してみたいという気持ちに変わっていました。
フィニッシュエリアでは、恒例のマラサダが配られました。
ボランティアのみなさんの協力がなければ、ホノルルマラソンは成立しません。
本当に感謝感謝です。
まだ一回目とは言え、少しリピーターの方々の気持ちがわかるような気がしました。
ホノルルマラソンはオープンレース(タイム制限がない)のため、誰でも参加できます。
走ってもよし、歩いてもよし、1年の締めくくりにホノルルマラソンに参加してみてはいかがでしょうか。
ホノルルマラソン Honolulu Marathon
HP:https://www.honolulumarathon.jp/