アローハ!Kazuです。
オアフ島で開催されるフルマラソンは12月のホノルル・マラソンと、このノースショア・マラソンの2つです。このマラソンは5+2大マラソンのうちの1つでもあります。
今年で3回目を迎えたこのイベントに約550名が参加され、日本からも多くのランナー達が参加され、それぞれ様々なストーリーを持ち帰られた事でしょう。
雲行きの怪しい当日の朝、AM3:15ワイキキDFS前にスポナビアシストを申し込まれたお客様方がぞくぞくと集まります。そして、多分ランナー全員が思っていたと思います『雨よ!降らないで!』と。
そんな全員の想いを乗せてバスはノースへ向けて出発。ノースへ近づくにつれ、やはり雨が降って来てしまいました。降ったり止んだりの繰り返し。でも、スタートの時だけは止んでいてほしいものです。そんな事を思っていると、バスはスタート地点のカイアカ・ベイ・ビーチパークに到着。
スタート前待つ間にもシャワーが、でも不思議な事にスタート直前に雨が止みました。ハワイでは、シャワーのことをブレッシング(お祈り)といって、これから走るランナー達の安全と完走をお祈りしてくれるかのようでした。
AM5:00丁度に静かにスタートです。コースは公園から出ると左に曲がり、古き良き雰囲気を残す町ハレイワを2周してからファーリントン・ハイウェイをモクレイアへ向けて走り、そこから折り返してスタート地点まで戻るコースです。
もうひとつ5キロのコースもあり、こちらはハレイワを1周します。ハレイワの町から出てモクレイア迄の直線が長く平坦ですが、約5キロ毎にあるエイドステーションで地元のボランティア達が元気づけてくれます。
多くのランナーが長い直線を走り、カエナ・ポイント手前で折り返す頃、またもや雲行きが怪しくなり、シャワーが降りはじめました。でも、雨が降るという事は虹が出るという事。巨大な虹のアーチがランナーを出迎えてくれました。曇り空と適度なシャワーはランナーをクールダウンしてくれてるので、とても走りやすかったと思います。(土砂降り時を除く、、、。)
オアフ島北西にあるカエナ・ポイントの手前折り返し地点は、コース上で海が最も近くに見えるところです。シャワーもあがり曇り空から時折顔を出す太陽のお蔭で、最高に青い空と海が綺麗に見えた瞬間は、元気を与えてくれますね。
カエナ・ポイントからゴール方面へ向かう一本道からは、モクレイア・フォレストが右に広がり、天気の良い時は景色が最高なのです。海からの風も気持ちが良く、この辺りのビーチは静かでお勧めですよ。
ゴール地点ではどんどんランナーが戻ってきます。このような大会では、フルーツなどのリフレッシュメントが当たり前なのですが、このノースショア・マラソンではチリライスのプレートランチが提供されます。お腹が減っているのでランナーたちから本当に喜ばれていました。また地元高校生のマーチングバンドやハワイアンミュージックのライブ音楽を聴きながら皆でリラックスタイムです。
フィニッシュしないともらえない完走メダルとフィニッシャーズシャツ。メダルは栓抜きにもなるそうで、Tシャツのデザインもなかなかかわいいです。それよりも完走されたランナーの皆さんの達成感あふれる笑顔が素敵です!
さて、今回で5+2大マラソンを走り終えそうなランナーが数名おられました。ササイさんもそのお1人です。なんとスタート前に足を捻挫してしまい、足を引きずりながらも頑張って走り切ったササイさん。思わずゴール後のササイさんを見て涙が出そうになりました。本当にお疲れ様でした!
そして、ササイさんはTシャツ・エイドにも参加して頂きました。他にも多くの方にご協力を頂き感謝致します。スポナビは今後もTシャツを東北に届けるサポーターを募ります。無理のない程度にご参加頂けたら幸いです。
最後に、このノースショア・マラソンは今回で3回目。まだ歴史の短いマラソンイベントですが、今後もこのローカルスタイルを楽しめる大会でいて欲しいですね。
今回参加されたランナーの皆さんは、雨に降られてしまいましたが、大会はいかがでしたか? 晴れたら晴れたでもっと暑くなるので大変ですが、また違った感動があると思いますので、また是非ご参加ください。その時は今回の雨の中での経験が、よい思い出になるのではないでしょうか?3回連続出場のハマダさんも来年は、皆勤賞をご用意しておきますね!スポナビアシストはそんな思い出のお手伝いを致します。
来年のノースショアマラソン2014は、4月13日開催予定です!
2013年4月18日公開