ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!
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ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

2013年11月5日   Number of views (5617)  ハワイ島アイアンマン70.3

 
 

ALOHA! スポナビ・レポーターのMaiです!
10月12日、ハワイ島カイルア・コナで、今年で第35回を迎える「アイアンマン・ワールド・チャンピオンシップ」が開催されました。元はオアフ島生まれのこの競技、1981年にハワイ島カイルア・コナに移動し現在もこの地で毎年開催され、世界中のアイアンマン・アスリートの聖地となっています。

ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

このアイアンマンというトライアスロンは、スイム3.8km、バイク(自転車)180.2km、そして最後にフルマラソン42.2kmという、遥か長い旅ともいえる過酷なレースです。世界中の各アイアンマン大会で上位に入った選手にのみ与えられるこの世界選手権の出場権は、トライアスロンをするすべての選手の憧れです。今年も世界中から2,000名を超える精鋭アスリートがコナの地に集まりました。

憧れのレースだけあり、そこに参加する選手たちの鍛え抜かれたカラダには感動すら覚えます。 もちろん一般選手(エイジグルーパー)にとって参加するのでさえ非常に厳しいですが、観戦するにも本当に見ごたえのある感動の1日となります。まさに、プライスレス!

ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

日の出とともに、朝陽の眩しい中プロのスタートは朝6:30。エイジグループという一般の選手はその30分後、7:00に大砲の音と共にスタートします。全体の制限時間は17時間なので、最終の選手は夜中の12:00までこのレースを闘いぬくことになります。もちろん、老若男女、80歳を超えたレジェンドもいます。

キングカメハメハホテル前のピアからフローティングスタート。海岸の堤防には数えきれないほどの観客が取り囲み、アメリカの国歌斉唱、ハワイのお祈りなど神秘的な雰囲気が漂い、緊張感マックスの時を迎えます。リラックスをするように努める選手も、この時ばかりはどんな気持ちになるのでしょう。号砲とともに、まるで魚の大群が一斉に泳ぎだすように海へ向かいます。プロのトップ選手は3.8kmのスイムを50分を切るタイムで泳ぎ切り、次のバイクに移る準備を秒速でこなします。

ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

バイクシューズを履きヘルメットを被り、トランジションエリアと呼ばれる場所を駆け抜けます。この後180kmという車でもかなり距離を感じるディスタンスへ。徐々に気温もあがり、スイムが得意で先行している選手をバイクが速い選手が捉え、抜き、という駆け引きのステージへ。

バイクコースは、コナ・コーストをひたすら北に向かって走り、ハワイ島らしい火山岩のフィールドを延々と行く、まさに自分との闘い。ハヴィという小さな町で折り返し、後続の選手を横目に後半の作戦を立てながら帰路をひた走ります。バイクフィニッシュ地点では、すでにハワイの太陽のパワー全開。

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カイルア・コナに戻り、大声援の中ここもまた全力でランスタートです。ここまでに随分長い距離を走っていますが、例え30分の差でもひっくり返せるのがアイアンマン。トップ選手の背中が見えなくても、力の限り追いかけます。真剣に自分と向き合い走る姿は感動そのものです。観客も、自分が応援する選手以外の選手も全員を応援します。

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日差しが夕方にさしかかるその頃、プロのトップ、Van Lierde Frederikm(ベルギー)が国旗を掲げながらフィニッシュラインに!この瞬間を楽しみに集まるアイアンマンファンも多く、最高に盛りあがる瞬間のひとつとなります。

ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

女子のトップはMirinda Carfrae(オーストラリア)。ランがとにかくキレる選手で、小柄なのにバイクまでのディスアドバンテージをことごとく覆す走りっぷり。ランのコースレコードをたたき出したフィニッシュシーンは手でハートマークを作ってポンっと投げるかわいらしさ。私もアイアンマンの経験がありますが、女子で9時間を切るというのはホントにホントに凄いことなのです。

アイアンマンの選手は、もちろんやるときはやる、けれども人間らしさというかハートのある選手が多いと思います。あれだけのレースのあと、きっとすぐにでも休みたいはずなのに深夜にフィニッシュする選手を迎えに出たりと、とても皆を尊重できる人が多い。

ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

フィニッシュ後は、疲労の極限に達したアスリートたちがそれでも充足感に満たされて、マッサージやフードのテントに流れ、ボランティアの振る舞うサービスで癒されます。ちなみに、このレースのボランティアスタッフも、希望者が多く断られることも。やはりその価値のある大会です。

ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

フィニッシュラインが最高に盛り上がるのは制限時間の深夜12:00を迎えるころ。ギャラリーもアナウンサーも一緒に踊り、帰って来た選手をひとりひとりたたえます。今年は雨の夜となり、それもまた幻想的な光景でした。

ハワイ島コナで世界一美しい人たちのトライアスロン大会!

今大会最高齢の日本人選手、稲田弘(いなだ・ひろむ:80歳!)さん。たった5分だけ制限時間をオーバーしたものの、大声援に迎えれられフィニッシュゲートをくぐることができました。まさにレジェンド、日本の誇りだと思います。記録はDNF(Did Not Finish=完走できず)となる訳ですが、ゲートにたどり着くその気力を会場全体で称えるのです。80歳でこの競技ができるって、その姿を見るだけでも涙が出るほどの努力の結晶です。

"YOU ARE AN IRONMAN!!"
色々な思いでそれぞれが走るアイアンマンレース。トライアスロンという競技を知らない方でも見ごたえのあるレースです。百聞は一見にしかず、来年の10月は、ハワイ島へ!!