徹底取材シリーズ - トレイル編 -
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徹底取材シリーズ - トレイル編 -

2013年2月14日   Number of views (6761)  トレッキングマカプウ・トレイル徹底取材シリーズ

ALO~HA! スポナビ・ハイキング部森課、課長のYossieです(何だか毎回肩書きが違いますが、どうぞお気になさらず…)。

スポナビハワイでは定期的にハイキングトレイルの特集やレポートを掲載していますが、今回それらを分かりやすい保存版に整理しなおして、項目別に分けたト レイルのダイジェストをお送りすることにしました。ハワイ滞在中、ハイキングに出かけたいという方にご参考となれば幸いです(なお、下記の往復所要時間は 15分程度の休憩時間も含んでいます)。 ●●● ①ビギナー用トレイル

ダイジェスト版ということで、まずは手堅くビギナー用トレイルの紹介から始めたいと思います。こちらはハワイ好きなら誰もが知っていると思われるトレイル。

その中の1つであるマカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイル(通称マカプウ・トレイル)は、ハワイカイ、ハナウマ・ベイを過ぎてそのままカラニアナオレ・ハイウェイを進んで行った、海側にあるトレイルです。こちらは到着するまでのドライブも素晴らしい! ●●●

舗装されているので簡単に登れますが、ところがどっこい傾斜は結構あるので、割といい汗をかきます。乾燥した地域で、午前10時以降だとかなり日差しが強いので、帽子とサングラス、お水などの飲み物を忘れずに。

なお、買い物袋やパスポートなどの貴重品は最初から持ってこないほうが賢明です。お財布はバックパックに入れて一緒に持って行きましょう。この通り、ここにはサボテンのようなハワイらしからぬ乾燥に強い植物しかありません…。

●●● 往 復の所要時間は私の場合約50分程度。途中のルックアウト(鯨の看板があります)や頂上でひと休みして写真などを撮っていると、1時間ちょっとかかるかも しれません。ハワイのトレイルはどこでも景観が素晴らしいものですが、ここの頂上からのぞむマカプウ~ワイマナロの海岸線と沖に浮かぶ小さな島々を見渡す 景観は最高です。

マカプウ・トレイル
Makapu`u Point Lighthouse Trail
Kalanianaole Hwy.
Waimanalo, HI
往復所要時間:約1時間15分
入場料:無料

●●● そしてもう1つ、ハワイに来たら誰もが一度は登りたいダイヤモンドヘッド・トレイル。こちらはワイキキからも近く、歩いても、バスでもアクセスすることができるのが便利ですね。

トレイル自体はさほど難しいものではありませんが、途中道が細かったり傾斜があったりするので、小さなお子様には向かないかもしれません。 ●●●   ダイヤモンドヘッドは以前、米軍の軍事基地として使われていたそうな。というわけで、今でもその名残がそこかしこにあり、ちょっと不気味な印象さえあります。

こういうところも、外側から見ているだけでは発見できない面白い史実ですね。 ●●● そして、こちらはあの有名な99段の階段。ちょっと後ろに体を傾けると、そのまま落ちていってしまいそうになるほど傾斜がキツいです。朝露に濡れる手すりは錆び錆び…手が真っ赤になってしまいました(涙)。

この名物階段を登らなければダイヤモンドヘッドを登ったとはいえない、という方もいるかもしれませんが、階段前を左側に進むと、新しく作られた迂回路をたどって楽に頂上まで行くことができます。さて、あなたはどっちを選ぶ? ●●● 短いトレイルのようですが、頂上まで来るころには結構息が切れているはず。この辺りも乾燥する地域なので、なるべく朝早い時間の登頂をおススメします。

頂上部は狭く普段は主に日本人観光客の方々で混んでいますが、ここから見るダイヤモンドヘッド~ワイキキの海と、360°のパノラマがすごい!ハワイ好きならば一度は行ってみたいトレイルです。

ダイヤモンドヘッド・トレイル
Diamond Head Summit Trail
Diamond Head Road
Honolulu, HI
往復所要時間:約1時間30分~2時間
入場料:車一台$5、徒歩の場合1人$1

●●● ②景観抜群のトレイル

次は、前項ほど知名度はなくアクセスも車が必要になるものの、景観が素晴らしくチャレンジする価値の高いトレイルを2つ紹介しましょう。まずは恐怖の階段をひたすら修行のように登る、あのココヘッド・トレイル。ハワイカイの住宅地内にあるココヘッド・ディストリクト・パークに駐車してスタートします。 ●●● そこからトレイルまでの道を10分ほど歩いた先にスポナビのチャレンジャーたちが見たものは…頂上までまっすぐ続く1048段の階段でした。これは見た途端に別の意味で息をのむほどの壮観です(笑)。

かなり傾斜もあり、体力自慢で高所恐怖症でない方におススメのトレイルです。ひたすら上を目指して一段一段上がっていくほか逃げ場はない、かなりの体力と忍耐力を必要とするトレイルですが、こういった経験もいい思い出や語り草になるのは間違いありません。 ●●● 着いたら汗だく、息切れ切れで足もがくがくしていること間違いなし、とは思いますが、この景色は何にも変えがたいですよね。

階段を最後まで上ったという達成感がふつふつと湧いてくるはず。ココヘッドに登った、恐怖の階段を制覇した!とハワイ仲間に自慢できそうですね。
●●● クリオウオウ・リッジ・トレイルも同じハワイカイ地区にあるトレイルです。

ハワイカイはホノルルの中心街から30分程度東に行った場所にある高級住宅地で、ホノルル市街と違い高い建物があまりないので、景観が素晴らしい場所が多いのです。 ●●● 最初は割と緩やかですが、だんだん傾斜がきつくなってきます。しっかりしたシューズを履いて、飲み物とスナックを携帯していくことをおススメ。

尾根を歩くリッジ系トレイルですが、こんな森のような風景を楽しむこともできます。長い時間を費やすことなく、本格的なトレイルに挑戦したい方にうってつけです。 ●●● スポナビチームがチャレンジした日は、 残念ながら曇り空でしたが、ハワイカイはオアフ島の中でも比較的天候が安定しており、乾燥していることが多いため、マノアなどより晴れの確率も高いと思い ます。頂上からはこの通り、クリオウオウ・バレーとオアフ島東海岸のどこまでもブルーで澄んだ海を見渡すことができます。

クリオウオウ・リッジ・トレイル
Kuliouou Ridge Trail
Kalaau Place
Honolulu, HI
往復所要時間:約3時間
入場料:無料 ●●● ③中級者向けトレイル

マウナウィリ・トレイルのトレイル口は、パリ・ハイウェイのトンネルを抜け、急カーブを曲がった後にあります。

ルックアウトに車を停めて、そのままガードレールの内側を来た道の方向に歩いていくと、左側にサインが見えてきます。 ●●● オバマ大統領も前回のバケーション中に歩いたというこのトレイル、傾斜はあまりなく、道もよく整備されているのでとても歩きやすいんですが、いかんせん距離が長い(9.3マイル=約15km)。

おまけに出口はワイマナロという片道トレイルなので(往復してもいいですが、かなりの時間がかかります)、向こう側に足がないと帰れないのが難点。何人かで2台の車を出していき、1台をワイマナロ側に停めるか、ハイキング終了後に迎えにきてもらう方法しかないですね。

しかし、途中にはカイルアの街と海を見渡すルックアウトなどもあり、チャレンジする価値大! ●●● し かし、コオラウ山脈をこんなに間近で見られる機会はあまりないし、森の緑が清々しく、空気がきれいで景観もいいという、個人的にはお気に入りのトレイルで す。今回は1時間ちょっと歩き、コオラウ山脈の麓近くまで来たところで雨が降り、カイルア側に戻らざるを得ませんでしたが、次回はぜひ踏破を目指します。

マウナウィリ・トレイル
Pali Highway
Kailua, HI
片道所要時間:約5時間
入場料:無料 ●●● ④森のトレイル

マノア・クリフ・トレイルは、アラモアナから見て山側のマキキという住宅街にある、マキキ・ハイツ・ロードをずっと上がっていった右側にトレイル口があります。

鬱蒼と茂った木々の中にある長いトレイルをゆく、オアフでも代表的な森・山のトレイルといえましょう。山といっても、すでに山中にある地点でスタートするため、トレイル自体にはそれほど傾斜はありません。

州政府が取り付けた看板にも書いてある通り、ここは細い山道ですぐ隣が斜面なので、足許にはくれぐれも気をつけて。 ●●● ホノルルとは信じがたいとても静かな森で、入り口はマキキですが、トレイルの途中で美しいマノア・バレーの景観と、そこに建つ家々を見渡すことができることから、トレイルの名前が付いたのでしょうね。

森のトレイルを歩く時は、手足や首など衣類でカバーされていない部分に虫除けスプレーをお忘れなく ●●● 傾斜がきつくないので、歩きながらさまざまなネイティブ植物や野鳥観察が楽しめてとっても楽しくハイキングを満喫できます。ただ、細い山道を長時間歩くわけですから、1人ではなく、お友達と一緒に行くのが安心ですね。

このトレイルは車でなければアクセスができず、観光客の方々はほとんど来ないので混んでおらず、心静かに山歩きを楽しむことができます(この日は、環境団体のグループと来ました)。 ●●● このトレイルは終点で他のトレイルと連結しているので、そこから来た道を戻ってもいいんですが、そのままパウオア・フラッツ・トレイルに進んでみてもいいですね。 ●●● 樹木の根が広がり、階段のようになっていて面白いんですが、足許を見ていないと根に引っ掛かって転びますのでご注意を。 ●●● パウオア・フラッツ・トレイルの終点は、他のいくつかのトレイルが交わる地点でもあります。

休憩するスペースもあり、このように美しいヌウアヌ・バレーの景色を一望にすることができます。

マノア・クリフ・トレイル
Hawaii Nature Center (トレイル口)
2131Makiki Hights Rd.
Honolulu, HI
往復所要時間(マノア・クリフ・トレイルのみ):約3時間
入場料:無料

●●● 森のトレイルといえば、忘れてはならないのが一番人気のマノア・フォールズ・トレイル

ハワイ大学でお馴染みのホノルル山側の高級住宅街、マノア地区のずっと奥にトレイル口があります。

割と乾燥しているワイキキからこの熱帯雨林までは、車でほんの20分程度で着くことができ、5番バスも終点バス停からは少し歩きますが(15分程度)、割と近くで停まります。なお、にわか雨が降りやすい地域のため、帽子やフードつきジャケットなどを持参するといいかも。 ●●● 緩やかで広い道から始まるトレイルですが、だんだんと岩場やぬかるみ、そして傾斜のある場所も出てきますので、トレッキングシューズとまではいかずとも、ちゃんとしたウォーキングシューズを履いてきてくださいね。

ここは何と言っても、森の景色がとってもきれいで空気が美味しい!距離も短く(片道1マイル未満)、日頃運動不足の方でもさほど疲れを感じずに歩くことができると思います。 ●●● せっかく熱帯雨林まで来ているので、足許に注意を向けつつも、野に茂るハワイの木々や野鳥などを観察する心の余裕が欲しいもの。

片道30分ほどの短くて簡単なハイクですが、終点にある落差30mの美しい滝を見たとき瞬間の清々しさと達成感はひとしおです。ただ、ここで泳ぐことはできませんのでご注意を!

マノア・フォールズ・トレイル
3860 Manoa Rd.
Honolulu,HI
往復所要時間:約1時間30分
入場料:駐車代1台$5、徒歩で入場の場合無料

●●● いかがでしたか?ここで紹介したどのトレイルも、ハイキングに適した格好をしてグループで行き、景色を楽しみつつも足許に注意して歩けば、決して危ないことはありません。

ただ、、一歩先は崖だったり、鋭い枝があちこちから出ている藪や林だったりしますので、十分気をつけてくださいね。 ●●● そして、日本で使用済みのトレッキングシューズは持参せず、なるべく現地で履きやすいシューズを購入することにしましょう。

靴底に種子や胞子が付いている靴がハワイ州内、しかもトレイルに持ち込まれると、そのまま根付き、ネイティブの植物を脅かす存在になる恐れがあるからです。ハワイは独自で繊細な自然環境を持つ場所のため、どうかその点をご考慮ください。


2013年2月14日公開