⇒前編から続く
※「ハイリ・バレーボール・トーナメント」についてはこちらから。
ここまでの予選トーナメント2試合のセット数は2勝2敗。他チームの勝敗にもよりますが、最後の試合は2試合とも勝たなければ目標の決勝トーナメントへ進めない状況です。しかも相手は、予選トーナメントで負けなしの一番強いナタトリウム(NATATORIUM)と対戦。絶対絶命のピンチです。
決勝トーナメントへの進出を賭ける最後の試合は、午後1時30分開始。会場はヒロ市内、ワイアケア高校の体育館で、今回のトーナメント会場5ヶ所のうちのひとつです。
12時ごろ会場に着くと、皆ストレッチングでウォームアップしていました。聞くところによると、昨夜は皆悔しくて夜遅くまで反省会をやっていたらしく、3時間しか寝ていないという人もいるとか。寝不足で大丈夫かな。
チームをまとめるアコさん(左)とノリさんに今の気持ちを聞くと「昨日の情けなさが本当に悔しくて。今日は、一球入魂です!!」とのこと。昨日はずるずると負けてしまった試合でしたが、気持ちをうまく切り替えている様子でした。この悔しさが吉とでるか凶とでるか。
試合前のコイントス。USバレーボール協会の公式審判員がちゃんとレフリーします。
この写真は今まで4セット全勝で絶好調のナタトリウムNATATORIUM)のメンバー。なんかお母さん的な人も多いけど、結構強そうかな、パワーが。そしてこの爽やかな笑顔に強さの秘訣があるのか!!
さていよいよ試合開始。円陣を組んで気合を入れます。
さあ、ヒガシヤマ、ガンバレ!!HIGASHIYAMA,GAMBARE!!
京都・東山がまず先取点。この先取点が皆を波に乗せ始める。これはひろみさんのスパイクが、バシッ!!
キャプテンのノリさんもバシッ!!
スーさんの強烈なサーブもビシッ!!
皆、今日は絶好調!!
前半は、守りも固く13-8でリード。
そして前編でご紹介できなかったヒロの秘密兵器、ピンチサーバー・ジュンコの「そ~れ」という声付きお嬢様サーブの連写1。

連写2
個人的には、均衡していて固い雰囲気の中、結構和ましてもらいました。
後半も押せ押せムードで、22-13とリード。
そしてとうとう4戦全勝の強豪から最初の1セットを奪い、大いに喜ぶメンバーです。ひょっとして奇跡が起こるかも!?
続く2セット目も堅い守備。皆でアタックを拾いまくります。
よって中盤まで11-7でリード中。
しかし相手も簡単に負けてたまるかと、気合を入れなおすタイムアウト。相手チームもとうとう笑顔が消えていた。真剣勝負。
気合の入ってきた相手のスパイクも決まりだし、京都も緊張からかミスが出始めついに逆転される。
点差が結構あったのに、これってなんか昨日のズルズルに似てない??ひょっとして、このまま負けちゃうの?
ここで京都のタイム。冷静なドンちゃんが、皆を落ち着かせ、気合を入れなおします。
このあとシーソーゲームが続きとうとうデュースに。
そして一歩リード。
最後はキャプテンのノリさんが決め、勝ったあ!!
最後はかなりヒヤヒヤものでしたが、今まで負け無しの相手に奇跡の2セット連勝!!これで昨年果たせなかった今年の目標でもあるベスト4へ大きく前進。007のダーリン・コーチも大喜び。
見てください、メンバーのこのはじける笑顔を!! 昨日とは全然違います。
レポーターのA-1です。いつもいろいろなスポーツを取材していますが、久しぶりに熱いものを見せてもらいました。楽しむことが大切だけど、もちろん勝ち負けがある以上勝ちたいのがスポーツ。普段のメンバーで気軽に出られる試合と違って、都合でいつもあまり練習できないメンバーが集い、しかも海外のトーナメントに出て同じ目標に突き進む。メンバーはお互いにフォローしあい、高さのあるアメリカ・チームに挑んでいく。これドラマです。
そして、その純日本人チームを「Good job!!」「Nice play!!」と応援するハワイの人たちの懐の深さも感じる大会でした。久しぶりにスポーツの原点を感じることができました。
僕、A-1は翌日のトライアスロンの取材でここでヒロを去るのですが、その後の決勝トーナメントの結果は、代表のアコさんから下記の通りレポートをもらいましたので転記します。京都・東山クラブの皆様お疲れ様でした。感動をありがとう!!
アコさんからの決勝トーナメント・レポート
さて決勝トーナメント1回戦は、キラキラ(KilaKila)というチームと対戦。
1セット目はこちらのサーブがよく(とくにスーさんとジュンコ)、相手に攻撃をさせませんでした。ノリのAクイックも よく決まり25-19で勝ちました。
しかし2セット目、最初に3点を先取され相手を波にのらせてしまい、こちらのいいスパイクもよく拾われました。背が相手チームのほうが高いので、どうしても ネットプレーでは ボールを押し込まれて取られてしまいます。そしてサーブカットが何本か乱れて、そのまま16-25で 取られます。
そして 3セット目、これに勝てば 準決勝で気迫の戦いでした。いいラリーが何回もあり、両チームとも相当疲れてましたが、高さとパワーで押し切られてしまい9-15で取られ、結局 2-1で惜しくも 負けてしまいました。
終了後ですが、みんないい顔をしていました。前日が20%の力しかでてなければ この日は120%は出せました。このメンバーで 試合するのは始めてだし、どうしても細かいところでお互いの意思疎通がちょっとずつずれてこちらのミスがいくらかあったからです。相手チームは大変よく練習をしているようで、組織的に全員が動き、一人一人が自分の仕事をよく把握しうまくまわっていました。とくにリベロがうまかったです。試合終了後 話し合った結果、相手はよく練習していて、チームとして組織的に動けていたこと。あとは能力的には大して差があるわけではないが、高さとパワーにちょっとこちらに負があったことが、反省点となりました。
でもとても楽しい試合で、観客も沸かせるプレーもいくつかあったので本当によかったです。(町で歩いてても、今回もよく声をかけられました。)このkilakilaというチームは 次の準決勝で惜しくも負けてしまいました。
あっ!あとですね、今年も なんと スポーツマンシップ賞を いただきました。3年連続です。ダーリンは Amazing!と、言っていました。うれしい限りです。また初めてプレーしたデフ(聾唖)のメンバーとも仲良くなれたことも今年はよかったです。今度、東山クラブとデフの代表と練習試合をすることになりました。バレーを通して、人ととのつながりが広がっていくことは大変うれしいことです。
これからも東山クラブは ALOHAなバレーを目指して活動していきたいと思います。
